MBTI「嫌われる」ランキングと実は好かれる逆転ポイント

「なんかあの人、私にだけ冷たくない……？」
「この前のLINE、ちょっと素っ気なかったよね？」

ふとした瞬間に、「もしかして嫌われてるのかな……？」と感じたことはありませんか？最近では、MBTI（性格診断）を使って、自分や他人のタイプを分析する人が増えてきました。SNSでも「MBTI嫌われるランキング」という言葉も話題になるほど注目されています。

でも本当に、「嫌われるMBTI」なんてあるのでしょうか？

この記事では、MBTI「嫌われる」ランキングをチェックしながら、自分のタイプがどう見られているのか、どんな誤解を受けやすいのかをわかりやすく解説します。あわせて、その印象を“魅力”に変えるヒントもたっぷりご紹介していきますよ！

※この記事では、「MBTI」の通称で親しまれている「16Personalities（16パーソナリティーズ）」をベースにした性格タイプ分類を使用しています。

MBTI「嫌われる」ランキング【16タイプ完全版】

それではさっそく、MBTI全16タイプを“嫌われがち”な印象を持たれやすい順に、ランキング形式でご紹介していきます！

まずは「誤解されやすさ」に注目した、MBTIタイプ別の嫌われがちポイントをチェックしてみましょう。

順位	タイプ	よくある“誤解されポイント”
1	ENTP	ズバズバ発言が“論破系”に見られがち
2	ESTJ	支配的な空気感に圧を感じられがち
3	INTP	冷静すぎて「興味なさそう」と誤解されがち
4	ENFP	テンションが空回りすると“うざい”と思われがち
5	INFJ	“何考えてるかわからない”と言われがち
6	INTJ	感情をあまり見せず“冷たい人”と思われがち
7	ISTP	クールすぎて“壁を感じる”と言われがち
8	ISTJ	真面目すぎて“融通がきかない”印象になりがち
9	ESFP	盛り上げ上手だけど“うるさい”と思われがち
10	ISFP	マイペースすぎて“気分屋”と誤解されがち
11	ENFJ	“良い人すぎて裏がある？”と疑われがち
12	INFP	繊細すぎて“めんどくさい”と思われがち
13	ESFJ	お世話好きが“おせっかい”に映りがち
14	ISFJ	我慢しがちで“本音が見えない”と感じられがち
15	ESTP	自由すぎて“自己中”っぽく見られがち
16	ENTJ	リーダー気質が“威圧的”に受け取られがち

このランキングは、SNSなどでよく見かける「このタイプちょっと苦手」「なんか合わないかも」という声をもとに、誤解されやすいポイントや印象のズレに注目して作成しました。

今回はさらに、すれ違いやすい相性の傾向もあわせてご紹介していきます。

全16タイプの「なんで誤解されやすいのか？」「誰とモヤモヤしやすいのか？」を順に見ていきましょう！

第1位 ENTP（討論者）｜ズバズバ発言が“論破系”に見られがち

アイデア豊富で、おしゃべり上手なENTP。頭の回転も速くて、会話にテンポがあって、一緒にいるととにかく楽しいタイプです。でもそのテンポの良さが、ちょっと裏目に出ちゃうことも。

本人は場を盛り上げたいだけなのに、言い方やスピード感によっては“マウントっぽい”とか“空気読まない人”って受け取られがちです。特に、ちょっと控えめな子や、感受性が強いタイプの子にとっては、圧が強く感じられることも。

第2位 ESTJ（幹部）｜支配的な空気感に圧を感じらがち

責任感が強くて、頼りがいのあるESTJ。自分の考えをハッキリ伝えられて、グループでもまとめ役になることが多いタイプです。でもそのハッキリさが、ちょっと裏目に出ちゃうこともあります。

本人は「効率よく進めたい」「相手が困らないようにしたい」って思ってるだけでも、言い方やテンポによっては“上から目線”とか“圧がある”って感じ取られがちです。特に、自分のペースを大事にするタイプの人や、感情で動くタイプの人には、ちょっと距離を置かれてしまうことも。

第3位 INTP（論理学者）｜冷静すぎて「興味なさそう」と誤解されがち

知的で観察力のあるINTP。じっくり考えてから行動するタイプで、会話でも一歩引いて相手を見ていることが多いです。でもその“落ち着き”が、ちょっと裏目に出てしまうこともあります。

本人は「ちゃんと考えてから言葉にしたい」だけでも、無表情だったり、反応が控えめだったりすると、“冷たい”とか“つまらなそう”って見られがちです。特に、共感してほしいタイプの人には、距離を感じさせてしまうことがあります。

第4位 ENFP（広報運動家）｜テンションが空回りすると“うざい”と思われがち

明るくて、ノリが良くて、場をパッと華やかにしてくれるENFP。初対面でもすぐ打ち解けられるし、いろんな人とフランクに話せるタイプです。でもその明るさが、ちょっと空回りしてしまうとマイナスな印象を持たれることも。

本人は「盛り上げたい」「楽しませたい」と思っているだけでも、テンションのギャップがあると“うるさい”とか“落ち着きがない”って受け取られがちです。特に、静かな雰囲気を好む人や、繊細なタイプには、ちょっとしんどく感じられてしまうことも。

第5位 INFJ（提唱者）｜“何考えてるかわからない”と言われがち

人の気持ちに寄り添えて、感受性も豊かなINFJ。やさしくて穏やかな空気をまとっているけれど、どこかミステリアスな一面もあるタイプです。でもその“深み”が、周囲にうまく伝わらないこともあります。

本人は「言わなくても察してほしい」「無理に自分を出したくない」と思っていても、“何考えてるのかわからない”とか“つかみどころがない”と誤解されがちです。特にオープンな性格の人には、「心の距離が遠い」と感じさせてしまうことも。

第6位 INTJ（建築家）｜感情をあまり見せず“冷たい人”と思われがち

戦略的で、自分の中にしっかりとした軸があるINTJ。感情に流されずに冷静に行動できるタイプで、論理的に物ごとを判断するのが得意です。でもその落ち着きが、“ドライな人”って思われてしまうことがあります。

本人としては「必要以上に感情を出すのはちがう」と思っていても、“気持ちが通じない”とか“冷たい”と受け取られがちなのが難しいところ。特に感情重視の人とは、すれ違いやすい傾向も。

第7位 ISTP（巨匠）｜クールすぎて“壁を感じる”と言われがち

冷静で観察力があり、落ち着いた雰囲気が魅力のISTP。感情に左右されにくく、自立している印象を持たれることが多いタイプです。でもそのクールさが、ちょっと距離感を生んでしまうこともあります。

本人は「無理して盛り上げなくてもいい」と自然体でいるだけでも、相手によっては“壁がある”とか“ドライすぎる”と感じさせてしまうことがあります。

第8位 ISTJ（管理者）｜真面目すぎて“融通がきかない”印象になりがち

堅実で、ルールや手順をきちんと守るISTJ。誠実さや信頼感のあるタイプで、周囲からも「しっかりしてる」と評価されやすいです。でもその真面目さが、ちょっとだけ息苦しく感じられることもあります。

本人は「正しくいたい」「ミスで迷惑をかけたくない」だけでも、完璧主義っぽさが“厳しい”とか“融通きかない”って思われることも。

第9位 ESFP（エンターテイナー）｜盛り上げ上手だけど“うるさい”と思われがち

明るくて社交的、盛り上げ上手なESFP。場の空気を読むのも得意で、楽しいムードを作るのが上手なタイプです。でもその“盛り上げ力”が、ちょっとオーバーになるとマイナスな印象になることも。

本人は「楽しんでほしい」「場を明るくしたい」だけでも、周囲との温度差によっては“うるさい”とか“騒がしい”と浮いて見えることもあります。

第10位 ISFP（冒険者）｜マイペースすぎて“気分屋”と誤解されがち

やさしくて、おっとりとした雰囲気のISFP。感性豊かで、自然体を大切にするタイプですが、自分のペースを大事にしすぎると「ちょっと気分にムラがあるかも？」と周りが感じることも。

本人は「無理せず自分らしくいたい」だけでも、その変化に周囲がついていけないと“気分屋”とか“気まぐれ”で「扱いにくい」と感じられることがあります。

第11位 ENFJ（主人公）｜“良い人すぎて裏がある？”と疑われがち

気配り上手で、周囲に目を配れるENFJ。「この人、ほんとにいい人！」と思われることも多く、信頼されやすいタイプです。でもその良い人感が強すぎると、「完璧すぎて近寄りがたい」と思われてしまうことも。

本人は「みんなに安心してほしい」「空気を悪くしたくない」と思って動いているのに、“できすぎて怖い”とか“本当の気持ちがわからない”と言われることもあります。

第12位 INFP（仲介者）｜繊細すぎて“めんどくさい”と思われがち

感受性が豊かで、心の動きに敏感なINFP。人の痛みにも共感できて、深く物事を考えるタイプです。でもその繊細さが強く出すぎると、「ちょっと繊細すぎるかも…」と思われることも。

本人は「ただ丁寧に向き合いたい」だけでも、相手によっては“扱いづらい”とか“めんどくさい”と思われてしまうことがあります。

第13位 ESFJ（領事）｜お世話好きが“おせっかい”に映りがち

人のために動けて、まわりのことをよく見ているESFJ。誰かが困っていたらすぐにサポートする、まさに“縁の下の力持ち”タイプです。でもその優しさが、少し強めに出てしまうと距離を置かれてしまうことも。

本人は「役に立ちたい」「支えになりたい」だけでも、相手のペースやタイミングを大事にしたいタイプの人には、“おせっかい”や“過干渉”と重く感じられることがあります。

第14位 ISFJ（擁護者）｜我慢しがちで“本音が見えない”と感じられがち

控えめで、気配りができて、やさしい印象のISFJ。自分の気持ちよりも相手を優先しがちで、「一緒にいて落ち着く」と思われることも多いタイプです。でもその我慢強さが行きすぎると、「本心が見えなくてちょっと距離を感じる」と思われることも。

本人は「波風を立てたくない」「迷惑をかけたくない」だけでも、無理してるように見えると、“心の内が読めない”とか“壁を感じる”と相手が気を使いすぎてしまうこともあるんです。

第15位 ESTP（起業家）｜自由すぎて“自己中”っぽく見られがち

フットワークが軽くて、行動力のあるESTP。決断も早くて、どんどん物事を進めていくタイプです。でもその自由さが強すぎると、「ちょっと振り回されがち」と感じさせてしまうことも。

本人は「今を楽しみたい」「とにかくやってみたい！」と思っているだけでも、周囲とのペースの違いが“自己中心的”とか“周りが見えてない”と見えることもあります。

第16位 ENTJ（指揮者）｜リーダー気質が“威圧的”に受け取られがち

ビジョンがはっきりしていて、目標達成に向けてまっすぐ進むENTJ。周囲をぐいぐい引っ張っていける、リーダータイプです。でもそのパワフルさが、時には「ちょっと圧が強い」と思われてしまうことも。

本人は「みんなのためにまとめたい」「効率よく進めたい」と思ってるだけでも、気持ちの部分まで配慮が足りないと“威圧的”とか“怖い人”と感じられやすい傾向があります。

そもそも“嫌われるMBTI”って本当にあるの？

ＳNSでよく見かける「MBTI嫌われランキング」。見ているうちに「私の性格、やっぱりちょっと変なのかな…」なんて、不安になったことはありませんか？

でも実は、MBTIに「嫌われる性格」なんて存在しません。MBTIは性格の良し悪しを決めるものではなく、「思考や行動の傾向」を知るためのツールです。

こんなふうに、誤解されやすい“伝わり方のズレ”があるだけ。大切なのは、「どんなふうに見られやすいか」を知っておくこと。少し意識するだけで、人間関係はグッとラクになります。

MBTIタイプ別「人間関係がラクになるヒント」まとめ

「誤解されやすい」と感じる場面には、自分の性格タイプの“伝わり方”にヒントがあることも多いんです。

ここでは、MBTIタイプごとに「よくある誤解」と「本来持っている魅力」、そして人間関係をちょっとラクにするヒントをまとめてみました。「これ、自分のことかも…」と思ったら、ほんの少し意識してみてください。たったひと工夫で、グッとコミュニケーションがスムーズになりますよ！

MBTI	誤解されがち	魅力	人間関係のヒント
ENTP	話が飛びすぎ	アイデア豊富	伝えるより聴くを意識する
ESTJ	上から目線	責任感が強い	正しさより気持ちを大事にする
INTP	冷たい	内省的で分析型	リアクションを意識する
ENFP	うるさい	明るく楽しい	相手のテンションに合わせる
INFJ	壁がある	思慮深い	自分の感情も伝える
INTJ	冷たい印象	戦略的で合理的	感情表現を少しだけ加える
ISTP	そっけない	クールで観察型	一言でも反応を返す
ISTJ	融通がきかない	安定志向で堅実	肩の力を抜いて話す
ESFP	うるさい	ムードメーカー	TPOを意識する
ISFP	気分屋	感受性が豊か	予定変更は早めに伝える
ENFJ	裏がありそう	親切で面倒見が良い	無理しすぎない距離感
INFP	気を使わせる	繊細で共感力が高い	自分の気持ちを言葉にする
ESFJ	おせっかい	世話好きで協力的	相手のペースも尊重する
ISFJ	何考えてるかわからない	控えめで優しい	時々気持ちを言葉にする
ESTP	自己中	行動的でポジティブ	周囲への配慮を忘れない
ENTJ	圧が強い	決断力があるリーダータイプ	一歩引いて聞き役になる

嫌われがちなMBTIでも大丈夫！人間関係は“伝え方”で変えられる

「この性格だから人間関係がうまくいかないんだ……」

そんなふうに悩む必要はありません。大切なのは、自分の性格を変えることではなく、「どう伝わっているか」をちょっと意識すること。

たったこれだけで、相手の受け取り方がガラッと変わることもあるんです。そのままのあなたに、ほんの少し“伝え方”の工夫をプラスするだけで、もっと愛される自分になれるはず。

まとめ

「嫌われやすいMBTI」なんて言葉を聞くと、不安になってしまいますよね。でも、それは “性格に問題がある”ということではありません。実際には、ちょっとした誤解や相手とのテンポの違いが、「なんか合わないかも……」という印象につながってしまうだけなんです。

だからこそ、自分のMBTIタイプが“どう見られやすいか”を知ることが大切。それだけで、人間関係がグッとラクになることもあります。

MBTIは、自分を知ってラクに生きるためのツール。無理に変わる必要はありません。「知って、ちょっとだけ伝え方を工夫する」、それだけでもっと自分らしく、心地よい人間関係を築けるようになります。